Nord Wave handleiding
Handleiding
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9. 音作りの基本| 57
バンドパス・フィルター
バンドパス・フィルターは、特定の周波数帯域(これを「バンド」と呼びます)
をスルーしてそれ以外の、つまり特定の周波数帯域の上下の帯域をカット
します。結果として中音域が残ったサウンドになります。
スロープ
ローパス・フィルター同士、ハイパス・フィルター同士、同じタイプのフィ
ルターでも特徴が異なります。その違いの1つに、「ロール・オフ」があ
ります。これはフィルターのカーブ特性のことで、単位は dB/oct(デシ
ベル・パー・オクターブ)を使用します。最もシンプルなフィルター回路
の特性は6dB/oct で、これを1ポールと呼びます。以降、12dB(2ポー
ル)、18dB(3ポール)と続きます。
シンセサイザーのフィルターで一般的なものは、12dB と24dB のロー
パス・フィルターです。この2つの違いを下図にまとめました。12dB は
24dB よりもカーブ(右肩下がりの傾斜角)が緩やかになっています。つ
まりその分だけ高域成分をより多く残すサウンド・キャラクターだと言え
ます。
Nord.Wave では、ローパス・フィルターに 12/24dB モードの切替スイッ
チがあります。
カットオフ・フリケンシー
フィルターで最も重要なパラメーターは、どの帯域からカットし始めるか
を決めるカットオフ・フリケンシーです。ローパス・フィルターのカットオフ・
フリケンシーが非常に低く設定されている場合、ほとんどの倍音はカット
され、カットオフ・フリケンシーを最大に上げれば、下図のようにすべて
の倍音がスルーされます。
カットオフ・フリケンシーの連続的な変化のことを「フィルター・スウィー
プ」と呼ぶことがあります。フィルター・スウィープは、シンセサイザー
のサウンドで最も重要な音色変化の1つであると言えるでしょう。カットオ
フ・フリケンシーをエンベロープでコントロールさせてみると、最初はブ
ライトなサウンドだったのが、エンベロープのディケイ段階に入ると徐々
にサウンドが暗くなっていきます。これは、弦を叩いたり弾いたりする楽器
(ピアノやギターなど)の特徴にも似ています。これらの楽器には、音を
出した瞬間から徐々に音量と音色が弱まっていくという特徴があります。
キーボード・トラッキング
Nord.Wave のキーボードでさまざまな音域を演奏すると、オシレーター
はそれに応じたさまざまなピッチを出力し、そのピッチに応じた倍音も同
時に出ます。一方、フィルターのカットオフ・フリケンシーは、設定した
周波数のまま動きません。ということは、オシレーターからのさまざまな
ピッチのサウンドを一定の周波数でカットすることになりますから、演奏す
る音域によって音色が大きく変わってしまう場合があります。特に高音域
での影響は非常に大きくなります。
この問題を解消するために、多くのシンセサイザーには「フィルター・キー
ボード・トラッキング」というパラメーターがあります。これを使用すると、
カットオフ・フリケンシーもオシレーターのように演奏する音域によって上
下し、音域間で生じる音色の変化を和らげる効果が得られます。
レゾナンス
レゾナンスはフィルターのアウトプットをもう一度フィルターに戻して作ら
れます。つまりフィルター内部でフィードバック・ループを起こしていると
いうことになります。このフィードバックの量をコントロールしているのが
レゾナンスのノブなのです。
レゾナンスを上げていくと、カットオフ・フリケンシー付近の帯域が強調さ
れて(音量が上がって)いきます。さらにレゾナンスを上げていくと、フィ
ルターの特性は徐々にバンドパス・フィルターのような特性に変化してい
き、カットオフ・フリケンシー付近のサウンドだけが聴こえるようになって
きます。さらにレゾナンスを上げると、今度はフィルターが発振を始めま
す。つまり、フィルター自身が音を出すようになります。これをフィルター
の自己発振と呼びますが、自己発振をするフィルターがあるシンセサイ
ザーでは、この発振音も一種のオシレーターのように使って音作りに利用
できます。
レゾナンスを上げると、波形にも見て分かるような変化が起きます。オシ
レーターの波形にフィルターのカットオフ・フリケンシーと同じ周波数の波
形が付け足されたかのような変化です。
また、レゾナンスを上げた状態でカットオフ・フリケンシーをエンベロープ
でコントロールすると、シンセサイザー特有のサウンドになります。
アンプ
アンプはシンセサイザーの信号の流れの最終段階にあって、音量のコント
ロールを担当します。アンプをエンベロープでコントロールすることによ
り、サウンド全体の形、つまり音が出始めてから消えるまでの時間的な変
化が作られます。この時間的な変化はサウンドにとって非常に重要な意味
があり、その変化の仕方によってサウンド全体の印象が「ソフトな」とか
「ハードな」とか、「パーカッシブで短い」とか、「長く伸びたような」な
どというものになります。
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Productinformatie
| Merk | Nord |
| Model | Wave |
| Categorie | Niet gecategoriseerd |
| Taal | Nederlands |
| Grootte | 20357 MB |







