Nord Wave handleiding
Handleiding
Je bekijkt pagina 54 van 68

54 | NORD WAVE ユーザー・マニュアル V2.X
9
音作りの基本
はじめに
シンセサイザーの音源方式には様々なタイプがありますが、なかでも減
算合成方式は最も歴史が古く、最も広く普及した方式です。クラシックな
アナログ機である Moog シンセサイザーや Sequential.Prophet-5 や
Prophet-10、ARP シンセサイザー、多くの Oberheim シンセサイザー、
Roland.Jupiter シリーズや TB-303 等々、挙げればキリがありません
がこれらは減算合成方式を採用したシンセサイザーです。減算合成方式
は何もビンテージ機種専用のものではなく、現代のワークステーション・
タイプのデジタル・シンセサイザーやサンプル・プレイバック機器なども
音源方式の基礎的な部分は減算合成方式を採用しているものがほとんど
です。
初代 Nord.Lead で私たちが打ち立てたコンセプト、それは「心地よい
アナログのサウンドとパフォーマンスを現代のデジタル技術ならではの高
い精度と安定性で再現したデジタル楽器」というものでした。このコンセ
プトは Nord.Wave にも FM シンセシスやウェーブテーブル、サンプル・
プレイバックなど、さらなる新機能を追加して受け継がれています。
この章は、減算合成方式を簡単にご紹介し、Nord.Wave での音作りに
役立てていただけるように作成いたしました。
すべてはモジュールから
減算合成方式のシンセサイザーは、大型のモジュラー型がその出発点で
した。巨大なキャビネットにバラバラの電子回路(モジュール)を詰め込み、
パッチ・ケーブルを使ってそれらを接続してやっと音が出る、そういうも
のでした。技術の進歩に伴い、数々のモジュールは1枚の基板に収まる
ようになりましたが、機能面で見れば減算合成方式のシンセサイザーは、
数十年前の出現当初と大きく変わらないのです。
減算合成方式の「減算」というのは、フィルターの働きを指してそう呼
んでいます。つまり、倍音豊富なオシレーターの原型波をフィルターで削
り取る方式ということです。
では、シンセサイザーの各要素を詳しく見て行きましょう。まずは最も基
本となる音を出して加工する、その部分から始めます:
オシレーター
オシレーターはシンセサイザーのサウンドを生み出す源流です。シンセサ
イザーのその他の部分は言わばオシレーターの音を加工するだけのもの
です。そういう意味で、オシレーターは弦楽器の弦に相当するものと言
えるでしょう。
フィルター
オシレーターで生み出されたサウンドはフィルターに流れ、そこでさまざ
まに「ブライトに」とか「丸く」とか「細く」などといったように加工さ
れます。
アンプ
フィルターで加工されたサウンドは、次にアンプに流れます。ここで音量
変化の形をさまざまに整えます。
モジュレーション
オシレーター、フィルター、アンプまでがいわゆる「音の三要素」と呼
ばれるもので、アナログ・シンセサイザーなら必ず装備されているもので
すが、シンセサイザーには「モジュレーター」と呼ばれる装備もあり、ピッ
チや音色、音量に時間的な変化を与えるモジュールたちです。
その「モジュレーター」たちのおかげで、シンセサイザーのサウンドはダ
イナミックで興味深いものになるのです。その、「モジュレーター」の代
表的存在が、エンベロープと LFO です。
エンベロープ
エンベロープには、サウンドを「形作る」役割があります。もう少し詳し
く言えば、音に時間的な変化をもたらすものです。
例えばアンプにエンベロープを使用して初めて、鍵盤を弾くと音がゆっく
りとフェイド・インしていき、そのまま鍵盤を押し続けていると今度は徐々
に音がフェイド・アウトしていくといったような時間的な変化を作り出すこ
とができるのです。
LFO
LFO と は ロ ー・ フ リ ケ ン シ ー・ オ シ レ ー タ ー(Low.Frequency.
Oscillator)の略で、「低周波発振器」という意味です。
この LFO を使用してビブラートやトレモロ効果を作り出します。
モジュールの接続
シンセサイザーの各モジュールの接続方法は1つとは限らず、非常に多く
の接続方法がありますが、下図はその中でも基本的で、もっと一般的に
行われている接続方法を示したものです。また、Nord.Wave も下図の
接続方法をベースにしています(もっとも、下図で Nord.Wave の可能
性をすべて表しているわけではありませんが!)。
上図の、横に流れている実線の矢印はオーディオ信号の流れを、縦に流
れている破線の矢印はコントロール信号をそれぞれ示しています。エン
ベロープはオーディオ信号そのものを直接加工しているのではなく、オシ
レーター、フィルター、アンプをそれぞれコントロールしていることが分
かります。
オシレーターと波形について
オシレーターの基本的な2つの役割、それはピッチと波形を生み出すこと
です。
ピッチ
Nord.Wave のフロント・パネルに描かれている鋸歯状波の絵は、波形
の1周期分の絵です。鋸歯状波はこの1周期の中で徐々に最大レベルに
まで上がっていき、その後急激に最低レベルに落ち込んでいく波形です。
この、波形の1周期の時間的な長さ
が音のピッチ(周波数)になります。長
さが短くなれば高いピッチになりま
す。例えば鋸歯状波のオシレーター
が440Hzの周波数で鳴っている時、
鋸歯状波のあの形が1秒間に440回
繰り返されているのです。
Bekijk gratis de handleiding van Nord Wave, stel vragen en lees de antwoorden op veelvoorkomende problemen, of gebruik onze assistent om sneller informatie in de handleiding te vinden of uitleg te krijgen over specifieke functies.
Productinformatie
| Merk | Nord |
| Model | Wave |
| Categorie | Niet gecategoriseerd |
| Taal | Nederlands |
| Grootte | 20357 MB |







